建物に以前使われていたアスベストが、健康被害を引き起こすとして問題になりましたよね。
それは、何十年も前に分かっていたことだったのですが、少し懐かしさは感じるものの、その問題に付いての報道されたのはそう古い記憶ではないかと思います。
どうして最近になって再び問題として提起されたのか、ということですが、それは、問題とされその被害の対象とされてきたのは、アスベストを扱う工場や建設現場にいた労働者の方々で、その周辺地域の住民の方たちへの影響が考えられるようになったのがそのころだったのです。
アスベスト自体の使用は、人体への影響と、環境汚染の防止という面から、50年近く前から徐々に禁止され始め、1995年には含有率1%以上のアスベストの吹き付けも、原則禁止となりました。
その後関連して制定された法律や規則としては、労働安全衛生法、石綿障害予防規則、大気汚染防止法、廃棄物処理法、建築基準法等のなかで、処理工事や、廃棄物の処理について定められました。
アスベストは、そうした法律上では石綿(せきめん、いしわた)と表記される、天然に産出される繊維状の鉱物です。
石綿という名前のとおり、繊維を糸や布等の形状に加工することができ、様々な建設現場で過去に用いられてきました。